推しアイドルが卒業しました
わたしには2年ちょっと応援しているメンズアイドルグループがありました。
「RUSH×300」というダンスボーカルユニットです。
この2年間、自分が仕事をしている時は仕事が終わってタクシーに飛び乗って現場に向かったり、仕事を辞めてからは全通したり、月に100万以上使ったり、時間もお金もなにより優先して応援してきました。
わたしは彼らの最初からを知らないけれどユニットも推しも大好きで、なによりライブが楽しくて、そんな彼らを見てきた2年間でした。
そして、今年5月4日の5周年ワンマン。
そのアンコールで、メンバー5人中、リーダーやわたしの推しを含めた4人の卒業発表がされました。
ユニットからは卒業するけれど、それぞれ芸能活動の道は続けるからこれからも応援してほしいということと、ちゃんと準備をしているからこの先のことはまだ聞かないであげてほしいというお願い。
まずとにかく「なんで?」という気持ちと、「ヘアメのお花取りたい」という気持ち。
なんとなく悲しいような気持ちはあるけれど、状況が受け入れられなさすぎてとにかくこんな浮かれた髪型をしてる自分がやるせなくて早く取ってしまいたいという八つ当たりみたいな感情でした。
涙はでるけどはっきりと悲しいかと言われればわからなかった。
後に6/17に卒業ライブを行うことが発表され、5/4から6/17までの1ヶ月でわたしの推しへの気持ちは大きく変わりました。
はじめは、当たり前だけどこの先を応援できるかなんてわからないし言えないし、ただ、それでも好きだから、せめて彼の名前を最後に広めるお手伝いをしたいと思って少しずつブログを書いていました。
でも、この1ヶ月でわたしの気持ちの整理もついてこの先も応援したいと思える今は記録として残しておきたいな、と思って当時の気持ちと今の気持ちを残しておきます。
一時話題になった諏訪部さんの話じゃないけど、この卒業関連の出来事がある前からずっと「永遠」とか「一生」という言葉を推しに使うのが好きじゃなくて、でも意識して悩むほどでもないような些細な悩みについてのわたしの答えのブログです。
これが、卒業発表当初の書きかけだったわたしの素直な気持ちです。
***
わたしは推しがすごく好きでした。
ほんとは今も好きです。
でも、わたしが一番好きだった"RUSH×300というユニットに所属する千葉良祐"はもういなくなってしまったから今はわたしが2年間接してきたRUSH×300の推しはもういません。
わたしが知っているのはRUSHにいる千葉さんだから、その全てがなくなってしまう。
これからどうなっていくかもよくわからないけれど、環境が変わっても応援できたらいいなって思う。
でも、それを言葉にすることが怖い。
この2年間、更にここ4ヶ月はほぼ毎日二部制の現場があって当たり前で生活の中心だったRUSH×300、いつまでも何も変わらないとは思わないしいつか、いいか悪いかはともかくなにかの形で終わりが来るというのはわかっていたけどそのいつかということをなにも考えてなかった。
1月4日にTDCでワンマンライブがあり、1月11日から「Doggy man」という曲のリリースイベントを4ヶ月弱ノンストップで続けて、その期間は宣伝トラックが渋谷や池袋を走ったりして…4月末にリリイベが終わってすぐ5日後に迎えた5月4日の5周年ワンマン。
そのアンコールで、リーダー含めたメンバー5人中4人の卒業発表がされました。
卒業メンバーの中にはわたしの推しもいて。
ユニットからは卒業するけれど、それぞれ芸能活動の道は続けるからこれからも応援してほしいということと、ちゃんと準備をしているからこの先のことはまだ聞かないであげてほしいというお願い。
何度も言うけれど当たり前だった。
それがこんな一瞬で当たり前じゃなくなるんだなって、一生なんて存在しないって思い知らされた後になにもわからないのに"これからもずっと応援するよ"なんて言えるわけない。
本当は言いたいし、こんな時に推しにそう言ってあげられるファンはきっとアイドルにとって救いなんだろうなってわかってる。
だけど、ずっとがないってわかった時に推しにずっとなんて言えない。
千葉さんの言葉を全部鵜呑みにしてたわけじゃないけど、わたしは千葉さんのファンだから千葉さんの夢がわたしの夢だし、夢を追うならその背中を見ていたい、押してあげることはできなくても追い風の一つになってあげたいなっていつも思ってた。
でも、千葉さんが選んだのはRUSH×300じゃない道だった。
気持ちも事情も全部じゃないけどわかるし、わかるからこそ推しの決めた決断を認められない自分も嫌だ。
言っても変わらないことくらいはわかってる、でも今のわたしに笑顔で背中を押してあげることは出来ない。
今まで5人だった彼らがこれから1人1人になる今こそ彼らを受け入れていかなきゃいけないのに、わたしにはどうしてもできない。
千葉さんに「卒業してもよろしくね」ってたった一言言うだけでいいし、そう言いたいのにどうしても「なんで?」が勝ってしまう。
なんで?なんてわかってるし、その疑問は一番彼らが悩んだことなのに次にも進めず取り残されるみたいで怖かった。
***
この下書きだけが1ヶ月ずっと眠っててました。
卒業したらブログを書こうと思い立って下書きを始めたはいいけれど、自分の気持ちを文章にして向き合ってしまうことが怖くて書き始めたその日以降編集ページを開くことすらできませんでした。
でも、月日や推しと話してく中で少しずつ自分でも気付けてなかった自分の根本の気持ちが見えてきて、そして今胸を張って推しに大好きと言える自分がいます。
一生とか永遠なんてやっぱりまだ言えません。
一生って生まれてから死ぬまでって意味だよ?!まだ死んでないし。(?)
でも、そうなったらいいなって、その気持ちは卒業発表したときからちゃんとずっとあった。
今は言えないし、永遠の先なんて来ないけど、いつか振り返った時に「永遠に好きだったな」って思えたらいいな。
千葉さんに出会ってから今までずっと大好きで嫌いな瞬間なんて一秒もなくて、1ヶ月前このブログの下書きを書いていた時もこのブログの仕上げをしている今も大好きで、きっとこのブログを投稿した瞬間も大好きだと思う。
多分明日も大好きだとおもうし、明日も「明日も大好きだろうな」って思ってるんだと思う。
今この瞬間更新される大好きがつみかさなって、それがいつか永遠になったらいいなって。
未来のことはわからないけど、今この瞬間大好きなことと、その大好きがこの先も続いたらいいなって気持ちは自信を持って言えることだから、わたしは推しとの今を信じて未来を見たい。
これが約1ヶ月、推しに一生応援すると言えない自分について考えたわたしの答えです。
もちろんRUSH×300にいた千葉さんがわたしの全てだったし、大好きなRUSHと一緒に未来を迎えられなかったのはファンとして勝手に悲しいし悔しい。
でもそれ以上にこの2年間もラストライブも全部がすごく楽しくて幸せな思い出で、そう思えてよかった。
推しは今、3年近く所属してきたユニットを卒業して、8/27に次のステップに進むけれどその瞬間も大好きでいられたらいいなと思うし、そう思う自分を信じたい。
ありがとう、きっと明日も大好き!